VRC®とは、 Vein Return Constriction の略語で、日本語では静脈血還流制限法です。
血流を速やかに止め(10秒以内に駆血)一分間保持後、圧を数秒で開放することで、一気に血流を起し、組織や細胞の能力を回復することに役立ちます。
腕や太腿付け根を圧迫し血流を制限させ軽い運動を行うことで、高負荷をかけることができ脳から成長ホルモンを出す事が出来るので、筋力アップや老化防止に役立ちます。
静脈血流を制限し、腕2分、脚3分、保持し貯血した後で、カフを外し、いろいろな筋出力を行うことで、従来よりも、パフォーマンスが向上し、継続的に行うと最大筋力のアップや競技力向上に役立ちます。
血流が良くなるため、酸素や栄養分が各所に効率的に届き、細胞が活性化され、こりやハリ感、冷え、むくみを解消し、疲労物質を排泄し、疲れにくい体へと導きます。
成長ホルモンの分泌によって、脂肪細胞中の中性脂肪を分解して、遊離脂肪酸に変えることにより血中に脂肪酸を放出し、肝臓や筋肉で、分解させて、内臓脂肪の軽減を図ります。
加齢に伴い筋肉は減少し、50歳以上では毎年1%以上筋肉が減少し、80才では持っていた筋量の30~50%減少してしまいます。それによって、膝痛、手首、足首、腰痛が現れ、基礎代謝の低下で低体温、免疫力の低下、血行不良でむくみ等が出てきます。それらの加齢に伴う症状を、VRCトレーニングによって、筋肉代謝向上し、成長ホルモンの分泌を促し、抗加齢(アンチエージング)に導きます。
高齢になると成長ホルモン(HGHという。)の減少で食事で摂ったタンパク質(アミノ酸)が筋肉に合成されず、むしろ筋肉内アミノ酸の分解が多くなり、筋肉の減少を伴います。通常50歳ぐらいまでは若い時にできた最大筋量の10%ぐらいしか減少しませんが、それ以降は、急速に筋肉が衰えて減少します。そのために、成長ホルモンの分泌を促し、低負荷で、効果的筋力を向上させます。
代謝がアップし、成長ホルモンの分泌により脂肪の燃焼が盛んになるため、体脂肪の減少やいろいろな部位の引き締め効果が生まれます。また、身体の各部に毛細血管が新生するため、代謝が高い状態で維持され、太りにくい体質になっていきます。